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金属表面へのWPC処理について
(製法特許:特許第1594395号)
 

金属表面の改質処理、WPC処理をご紹介いたします。

WPC処理はこれまでのメッキ・PVD・CVDとは異なったアプローチでの表面改質です。

表面硬化と摩擦抵抗の低減を両立できます。

金属ワーク表面にワークと同等以上の硬度を持つ微細なショット(40~200μ)を100m/sec以上のスピードで噴射し、表面付近の温度を上昇させることにより組織が動き、温度上昇を助けながら鋼の変態点を越えます。ここで昇温・急冷がなされ、加工硬化・結晶粒界による硬化・固溶化・析出硬化及び分散硬化・マルテンサイト変態による硬化・ショットピーニング硬化が行われます。また、表面に球状の微細な凸凹が生成されることにより、表面張力助長・潤滑油作用の安定などにより摩擦抵抗が低減されます。

わずかなクリアランスでの摺動などのケースでは、微細な凹凸が流体の保持力を上げ、スムーズな動きを約束いたします。この場合、金属表面そのものの改質加工であるため剥離の心配がありません。さらにメッキ・イオンプレーティングを後処理する場合、微細な凹凸がアンカーとなり密着性が向上します。

 

すでに自動車部品や製造技術部品、切削工具などで実績がございますが、様々な分野への展開が可能な技術です。

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