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ZO砥石について

弊社では、長年にわたり超難被研削材料と意識されている下記の各種金属に対し解決を致しました砥石を、ZO砥石としてご提供できる事が可能になりました。この砥石により、困難極まる研削作業が様変わりに容易となり、お客様各位に大変喜ばれております。
この砥石により劇的に解決を致しました各種金属を、二三ご紹介致します。

 

1.ミーハナイト鋳鉄最硬品 (球状黒鉛鋳鉄FCD700のミーハナイト処理品 等)

  

一般的に使用される「GC」砥石では全く歯が立たず、さりとてダイヤモンドホイールを使用しても、砥石の空隙部に微細な切粉が充満し,砥石表面がつるつるの状態に追い込まれ、砥粒の頭が埋まってしまい、全く研削が不能になります。このZO砥石を使用する事により、砥石の研削部が全く所謂目詰まり状態にならず、他の高級鋳鉄の研磨のように普通に研削できます。

 

 

2.MMC

 

この材料は、いくつかの成分の組み合わせが存在しますが、「SiC」と「Al」との組み合わせのMMCの例をご紹介します。
このZO砥石を使用する前に、キュ-ビトロン砥粒,、ダイヤモンド砥粒、CBN砥粒を試用しましたが、何れもたちまち研削が不能になってしまいました。また、むりやり削って見たところ、仕上がり平坦度,平行度,等が設計指定数字に到底及ばない結果となりました。
そこでZO砥石をテストしたところ、非常に早く研削する事が出来、仕上げの状態も図面指示の数字より遙かに良好な成績を得ました。

 

 

3.SUS316  SUS630 等

 

ステンレススティールの中でも難研削性で聞こえ高い材料ですが、このZO砥石の使用により、全く他のステンレスの研削と同じように簡単に削ることができます。

 

 

4.その他、粉末ハイス,ハイバナジウム焼き入れ鋼 等

 

これら金属も難研削材料ですが、一般の優秀砥粒の砥石を使用する事で、最近は一応の結果が得られるので、この砥石を敢えて使用する必要はないものと考えられます。しかし研削スピード,仕上がり状態などの点で、思うような結果が得られない様であれば、ZO砥石の使用を検討する余地がございます。
 

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